淋病(淋菌感染症)の症状と感染経路

2020-11-19 21:09

淋病(淋菌感染症)の症状と感染経路

知っておこう!性病の基礎知識

淋病とは?

淋病(淋菌感染症)とは、淋菌 (Neisseria gonorrhoeae) の感染で起こる感染症です。感染率も30%と高く、同時にクラミジアにも感染しているケースも多くみられます。

感染潜伏期間が短く、感染後1週間以内に発病します。淋病の患者は男性が圧倒的に多いといわれています。しかし、女性の場合は感染していても8割は症状が出ないといわれているため、パートナーの感染が判明したら症状が無い場合でも検査をしておいたほうが安心です。

淋病の症状

淋病の症状は男性と女性で異なります。男女共通の症状としては、淋菌のついた手で目をこすったりした場合に、重い結膜炎になることがあります。また、直腸感染の場合は、肛門のかゆみ、痛み、出血などがみられます。

女性の場合

おりものの増加や異臭、性器のかゆみなどが感じられる場合があります。膀胱炎や膣炎などに似た症状が出る場合があるため、きちんと検査をしないと誤診も多い感染症です。

男性の場合

おしっこや勃起時に激しい痛みを伴います。男性器からの黄色いドロドロした大量の膿(うみ)が出ます。

淋病の感染経路

セックスやオーラルセックス(フェラチオ)などで感染します。タオルなどからの感染も確認されています淋病淋病症状。ペニスや膣、口、肛門の接触のみで感染し、尿道や子宮、肛門、のど、眼など粘膜のあるところに生息します。

男性の淋病患者の約60%は性風俗産業からの感染という結果が出ています。そのうちの50%はオーラルセックスでの感染です。男性で風俗に行った後に上記の様な症状が感じられた場合は、念のため検査をしたほうがよいでしょう。

女性のケースでは、母親が淋病に感染していた場合、出産時に新生児が母体から感染してしまうことあります。

淋病の危険性

淋病は自覚症状を伴わない場合も多いため、知らず知らずのうちに症状が進行し、深刻な合併症を引き起こす場合があります。特に出産をひかえた女性の方は注意するようにしてください。

女性の場合

骨盤内炎症性疾患を引き起こす可能性があります。代表的なもので急性卵管炎があり、下腹部に痛みを伴います。痛みが激しい場合は、むかつきがあり、嘔吐をしてしまうこともあります。

淋病が要因の急性卵管炎は、一般的な急性卵管炎より重度の症状になるケースが多いため注意が必要です。性卵管炎は卵管の癒着を引き起こします。結果、不妊症や子宮外妊娠などのリスクが高まってしまいます。

出産の際の母子感染では、新生児に感染する恐れがあります。赤ちゃんは頭から生まれてくるので、最初にふれる両目に感染する場合が多いようです。治療が遅れると両目を失明してしまうこともあります。

淋病は危険を伴う怖い病気だということをしっかりと認識しましょう。

男性の場合

淋菌が精巣上体に入り込み炎症を起こします。睾丸の入った袋のことを陰嚢(いんのう)と呼びますが、炎症が悪化すると、この陰嚢のなかに膿が溜まり破れて出てくることもあります。

また、炎症により精子の通路がふさがれ、不妊症(閉塞性無精子症)になる可能性がありますので注意してください。

淋病の検査方法女性の場合

膣内部のおりものなどの分泌物を採取して検査します。膣内部の粘膜を綿棒なものでこすり取り分泌物を採取します。

男性の場合

尿には尿道内の分泌物が含まれるため、尿検査で検査します淋病淋病症状。

淋病の治療法

3日~数週間ほど抗生物質の服用を続けます。症状が治まったからといって抗生物質の服用をやめてしまうと、再び淋菌を増殖させてしまいます。症状が無くなってもまだ菌は生きていますので、医師から処方された薬はきちんと服用しきるようにしましょう。

おかしいな?と思ったら早めの性病検査を

性病は早期発見・早期治療が肝心です。なぜなら性病の多くは自覚症状が無い場合も多く、あっても風邪に似たような症状など曖昧な場合が多いからです。

治療が遅れればそれだけ症状が悪化していきます。

「誰にも相談できない」「検査したことを誰かに知られたくない」のであれば、自宅で出来る性病検査キットなら誰にもバレることなく性病の検査ができます。


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